ソフィア


ソフィア・コッポラの「SOMEWHERE」を観た。
奥さんと別れ、やさぐれたセレブ生活を送っているスティーブン・ドーフと11歳の娘を演じるエル・ファニングとの何気ない日常。思春期一歩手前の純粋に父親を慕う娘と過ごすうちに、置き去りにしてきた大切な何かを思い出す。
長回しの場面が多くてじれったくなるシーンが大量にあったけれど、これは今回のテーマに合わせてのことなのかも。「ロスト・イン・トランスレーション」に続いての監督オリジナル脚本ということで、とてもプライベートな雰囲気の映画。クリス・ボンティアス演じる親友の台詞がいちいちどーでもいい内容でめちゃ面白かった。

ヘリコプターの音にかき消えそうだったドーフの心の言葉は娘にちゃんと伝わったと思いたい。


ロスト・イン・トランスレーション [DVD]

ロスト・イン・トランスレーション [DVD]

この映画は、観た当時東京によく遊びにいっていたので共感した度合いがすごかった。
最後のシーンは今まで観た映画の中でも1,2を争う素晴らしさです。
観てない方は是非とも。